今夜は眠れるかな

木村リュウジのブログ。神経症患者としてでなく、ひとりの人間としての日々の思い 。Twitter→(https://mobile.twitter.com/ryjkmr)

憧れのブログ

 

こんばんは

 

「立て続けにブログを2つも書いて良いの? 早く寝なよ」と自分でも思いながら、それでも紹介したいブログがあるので。

 

それは「リ・ハナの一歩一歩」というブログです。2013年には、ブログを始めた2009年から2012年までの記事がまとめて本にもなっています。

 

f:id:ryjkmr:20170702022315j:image

 

彼女は、1980年代半ば北朝鮮の北西部で産まれ、2000〜2001年ごろ国境をまたがる河を家族と泳いで渡り、中国にたどり着き、そこでの生活を経て2005年に日本に来た「脱北者」と呼ばれる方の1人です。

私がこの本に興味を持ったのは、つらいことも含め、北朝鮮に住む人の生の声を聞いてみたかったからです。しかもそれが、ブログという軽い文体で読めるということにも興味を持ちました。

 

いまの日本での生活や、北朝鮮にいたころの体験・・・、彼女がブログにどういうことを書いているのかは、是非実際に本を読んでいただきたいのですが、私が今回伝えたいのは、神経症の診断を受けたあと、久々にこの本を棚から取り出してみたら、読後感が大きく違っていたということです。

繰り返すように、この本を手に取ったきっかけは「北朝鮮に住む人の生の声を聞いてみたい」という思いからです。

そのため、はじめて読んだときの感想は、どちらかというと日本と北朝鮮の暮らしぶりの違いが印象的でした。

 

しかし、今回診断を受けたあとで読んだときに圧倒的に印象に残ったのは、困難を乗り越えて、日本で生きてゆく彼女の人格でした。

 

彼女が脱北するために国境をまたがる河を家族で渡ったのは、11月の凍えるような夜だったそうです。

北朝鮮国境警備隊(もちろん、彼らは脱北者を見つければ即射殺します)の目をすり抜けて、泥だらけになりながら冷たい河を渡りきったそうです・・・。

 

人のつらさは比べられるようなものではなく、その人のつらさはその人にしか分からないと言われます。私もそう思います。

しかし、それを踏まえて尚、彼女が体験した脱北の恐怖というのは、他に比べようがないのではないでしょうか。

 

そして、必死の思いでたどり着いた中国でも、言わば彼女たちは「不法入国者」であり、警察に見つかれば即北朝鮮に帰されます。

そうした中国での不安な日々を、彼女は約5年も生き抜いたのです。

 

その後、脱北者の救援団体によって日本で渡り、アルバイトをしながら大検に受かり、いまは関西の大学に学んでいます・・・というところまでが本にまとめられています。

 

しかし、こうした波乱の半生を送りながらも、彼女はいつも等身大で、言わば「どこにでもいる女の子」のようにブログを綴っています。ときに愚痴や弱音をこぼすこともありますが、それが返って読む側にとってみれば親しみを持てるのです。

 

そして、私がブログを書いてみようと思ったのも、彼女がブログを日々の支えにしていることに影響されたからです。

 

彼女がある日のブログに書いていた

「ブログっていいな (^^)。こんな話を、ニヤニヤしながら書けるし、ひとりつぶやきができるし(^^)」

という気分を、自分も味わってみたいと思ったからです。

 

彼女の不安と私の不安を、ここで比べることはしません。ただ、私が不安から前を向いていきたいという思いでは、この「リ・ハナの一歩一歩」というブログは、私にとって憧れのブログです。

 

この本の推薦文として、辛淑玉がこんな言葉を寄せています。

「ページを開いた途端、あなたはハナに恋をするだろう」ー。

 

皆さんも是非読んでほしい本です。

 

Amazon

https://www.amazon.co.jp/日本に生きる北朝鮮人-リ・ハナの一歩一歩-リ・ハナ/dp/4904399080

 

今日はさすがにもう寝ます・・・(笑)